車買取は、なかなか人生の中で何十回と経験できる出来事ではないのでトラブルが発生してしまう危険性があります。車買取におけるトラブルは何が多いか、また、対処法として何を考えて行動しなければいけないか紹介します。

もっと高く売れた

無事に車買取の全てが終わり、ホッとしてインターネットや広告などを見ている時にもっと高く売れたという事実を知る場合があります。例えば30万円で交渉が終了したにも関わらず、40万円以上で買取可能という広告を発見した場合は非常に悔しい気持ちになるものです。
ただ、慌てて業者の元に行ってクレームを伝えても時すでに遅しです。一度サインをしたら、そこに違法性や悪意が潜んでいない限り内容は変更できません。サインをするという行為は、完全に双方が納得をしたという証でもあるので、それを一方的に破棄しようとするのはあまりにも無理があります。
1円でも良いから引き取ってもらえるだけで満足、1円でも高くなるように売りたいなど人によって考えは様々なので、自身の希望に満たない条件にサインをしてはいけません。

減額請求される

交渉が終わってサインをしたにも関わらず、減額請求される可能性もあります。もちろん何も理由がなく減額請求をされることはないですが、修理歴があるのに修理していないと伝えるなど嘘の情報で交渉をした場合はトラブルになります。
査定をする時は車をチェックしますが、エンジンの内部を分解して一つ一つ見るという細かいチェックはできません。なので修理歴などに関してはとりあえず言葉を信じて進めるしかないのです。
嘘の情報を与えるのはルール違反ですし、軽微な修理歴は言わなくて良いだろうという考えも好ましくありません。交渉で少しでも高く売りたいという気持ちはありますが、嘘のない正々堂々とした交渉を進めるとトラブル回避できます。

買い叩きの危険

例えば買取業者に査定してもらった時に、難しい単語をたくさん使われてとにかく部品が寿命に近いと言われたらその発言をある程度信じるしかありません。自身で車の整備ができるほど知識が豊富であれば別ですが、そのような方は一握りです。確かに、道路を何キロも走っている中古自動車を売ろうとしている訳なので様々な部品が劣化しているのは当然です。その事実を大袈裟に言われると、自信を失ってしまうのも不思議ではありません。
そんな買い叩きを防ぐには色々な業者に相談すれば良いだけです。色々な業者の声を聞くと、通常の査定と買い叩こうとしている査定の違いが見えてきます。いくら急いでいるからと言って、一つの業者で完結させてはいけません。